突然ですが、あなたは自分の疲れの種類を知っていますか?
自分の疲れに意識を向けず、ただ世間の常識を鵜呑みにして、
「スタミナをつけるために焼肉食べなきゃ!」
「睡眠をたくさん取らなきゃ!」
「栄養ドリンクを飲まなきゃ!」
と思っているのであれば、「気をつけているのに疲れが取れない…」という悪循環に陥っているかもしれません。
「最近、なかなか疲れが取れない…」と感じているのなら、まずは『自分の』疲れの種類を知る事から始めましょう。それが疲労回復への第一歩です。
それでは今日の、よろしくお月愛ください^ ^
目次
疲れの種類
疲れの種類には、様々な分類があります。例えば…
肉体的疲労…筋肉の緊張やエネルギー不足による疲労
精神的疲労…人間関係や悩み事などが原因の疲労
神経的疲労…視神系や脳の緊張状態が原因の疲労
末梢疲労…脳以外の部分が原因の疲労
生理的疲労…生活習慣の乱れが原因の疲労
などなど。見方により様々な分類ができ、原因により対策は変わってきます。
ですが、ここではシンプルに「疲れ」を2種類に分類してみようと思います。
「疲労」と「疲労感」です。
「疲労」とは?
「疲労」とは、体全身で感じている疲れであり、ベッドに倒れ込むように眠ってしまうような状態のことを言います。
アスリートや、肉体労働をしている人に多いのがこのパターンではないでしょうか。
忙しい飲食店で、長時間立ち仕事をしている場合など、「お風呂に入っている時間も惜しいくらいに眠い…」そんな疲れの状態です。
疲労の回復方法
体全身で感じる「疲労」の場合は、欲求の通りたっぷり睡眠をとって休息してください。そして、休むことに罪悪感を持たないでください。
例え目覚ましに気づかず、多少寝坊してしまっても、「こんなに疲れが溜まっていたんだな…よく寝てすっきりしたな!」などと、毎日頑張っている自分を認めてあげましょう。
「疲労感」とは?
それに対して「疲労感」は、疲れを感じているけれど、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅かったりする状態のことを指します。
「休みの日だから疲れを取るために、お昼まで寝よう!」などと、遅くまでベッドでゴロゴロしていて、ますます疲れてしまった…なんて経験、あなたにもあるのではないでしょうか。
「疲労感の原因」
お気付きの通り、現代人の多くは「疲労」ではなく「疲労感」を抱えて生きています。その原因は、バランスの悪い身体の使い方による、自律神経の乱れなのです。例えば…
1日中座ってパソコンを使い、目が疲れる
一日中運転をしていて、精神的に疲れる
など、体はほとんど使っておらず、手や頭などのほんの一部しか普段の生活で使えていないのですよね。
一昔前は、家事をするのも肉体労働でした。洗濯機なんてなくて、洗濯板で洗濯をしたり、床を雑巾で拭いたり。
けれど今は、出かけている間に、洗濯から乾燥まで全自動だったり、お掃除ロボにおまかせでキレイに掃除ができてしまったりします。
どんどん技術が発達して便利になり、やりたいことに時間を費やせるようになったのは素晴らしいことですね。
けれど、洗濯板を使って洗濯していた時は、洗った服を横に置いたり、水を汲んだり、そんな作業を繰り返す中で、「体をねじる」という動作が含まれていました。体をねじるということは、背骨が刺激され、自然と自律神経が整う動作だったのです。
雑巾掛けも、立派な全身運動ですね。足や腕の筋力や股関節の柔軟性を高めることにも繋がります。
今のあなたのライフスタイルの中に、体をねじったり、足や腕の筋肉に負荷をかけたり、股関節にアプローチをしたり、全身の流れが循環するような動きはどのくらい含まれているでしょうか…??
「疲労感」の回復方法
繰り返しになりますが、「疲労感」の回復方法は休息を取ることではありません。
バランスの悪い身体の使い方による、自律神経の乱れが原因ですので、回復方法のオススメは『全身運動』です。
例えば、 散歩 ストレッチ ヨガなど。まずは時間もお金をかけず、
・少し遠回りして散歩をしながら通勤する。
・いつもはエスカレーターを使っていたけれど、階段を使う
・仕事でパソコンを使い、疲れてきたなと思ったら、首を回すストレッチをする
そんな些細なことから、ぜひ始めてみてください。そして、休みの日や仕事帰りに余裕がある方は、ヨガもオススメです。
疲れたから、週末は動画を見まくろう…!
そんな日もあるかもしれませんが、「疲労感」を感じている時こそ、騙されたと思って体を動かしてみてください。
リラックスするためには、緊張が必要
疲れている時に体を動かすの…!?と抵抗を感じるかもしれませんが、リラックスするためには、「緊張」も必要なのです。
「はい、リラックスしてください」
と急に言われて、素直に全身の力が抜ける人って、ものすごい修行を積んでいる人です。笑
普通の人は「急にリラックスと言われても…、とりあえず深呼吸しておくか」とか、そんな感じではないでしょうか。けれど、例えば
「両手両足を握りしめて、顔にも力を入れて、全身に力を入れ緊張させます。息も止めて。」
「そこから、一気に全身の力を抜き、息を吐きましょう。ふ〜〜〜」
実際にやってみていただけると体感できると思うのですが、「リラックスしてください」と言われた時より、よっぽど余計な力が抜けてリラックスできるのです。
だからこそ、「疲労感」を感じていてリラックスしたい時こそ、あえて逆に「負荷=緊張状態」を作ることが必要なのです。
疲れと感情
また、疲れと感情にも密接な関係があります。
感情は、ものすごく膨大なエネルギーを使っているのです。
例えば…
話の通じない上司に腹が立ったり
気が利かない部下にイライラしたり
SNSを見て、人と比べて「自分なんて…」と悲観したり
そんなマイナスな感情だけでなく
アクション映画を観て面白かったり
嬉しいことがあってとっても喜んだり
ドキドキしながら海外旅行を楽しんだり
そんなプラスの感情でさえも、膨大なエネルギーを使っているので、実は疲れにつながっているのです。
また、ネットからもテレビからも、駅を歩いている時でさえ、現代は情報があふれていて、無意識に私たちは思考しています。
ここでもエネルギーを使っていますよね。
人間ですから、腹が立つこともあるし、嬉しい出来事もあります。
だからこそ人生は彩られるわけですが、ただ感情に振り回されるのではなく、その感情から影響を受けていることを冷静に知ることが大切です。
そして、自分にとって良くない影響を与えている習慣を、少しずつ減らしていくことです。
例えば、結婚して幸せそうに子育てをしている友人のSNSを見て、落ち込んでしまうのであれば、今はSNSから少し離れてみた方がいいかもしれません。
良くない習慣を手放すコツは、新しい良い習慣を取り入れることです。
ぜひ、散歩やヨガ、新しい趣味などにチャレンジしてみてくださいね。
食べ疲れについて
最適な食事量ってどれくらいだと思いますか?
それは、人それぞれですよね。笑
身長も体重も違いますし、どんな日常を過ごしていて、どれくらいの活動量があるのかも違いますし。
けれど、私たちの疲れがなかなか取れない原因の一つは「食べ過ぎ」です。
あなたは、お腹が空いていなくても時間になったからと食事をしていませんか?
例えば、朝起きてお腹が空いていなくても、朝は食べないと動けない!と無理やりにでも食べる。お腹が空いていなくても、お昼休みだから同僚とランチへ行って、定食を完食する、とか。
食べ過ぎのデメリットは「太ること」だけではありません。
消化にエネルギーを使うから、実はものすごく疲れるのです。
食事をすると、誰でも消化・吸収・代謝などを行う内臓が働きます。
疲れている時に「体力をつけるために焼肉でも食べるか!」なんてしたら、さらに内臓を酷使させ、さらにエネルギーを使い、自ら体を疲れさせていたのです。
お腹が空いてから食事をしていますか?
よく噛んで食べていますか?
スイーツや甘い飲み物をストレス解消のために食べていませんか?
食べ物に感謝をしていますか…??
自分の体の声を聞き、ぜひあなたにとって最適な食事量を見つけてみてくださいね。
疲れが取れない原因と疲労回復の方法、まとめ
今回は、疲れを2種類に分けてご紹介しました。
1つ目が「疲労」です。
体全身で感じている疲れであり、ベッドに倒れ込むように眠ってしまうような状態のこと。回復方法は、欲求の通りたっぷり睡眠をとって休息してください。
2つ目は「疲労感」です。
疲れを感じているけれど、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅かったりする状態のことを指します。原因は、バランスの悪い身体の使い方による、自律神経の乱れですので、回復方法は休息を取るのではなく、あえて体を動かしましょう。散歩やストレッチ、ヨガなどがオススメです。
また、疲れと感情にも密接な関係がありました。
感情は、ものすごく膨大なエネルギーを使っているので、感情から影響を受けていることを冷静に受け止め、感情に振り回されることないことが大切です。
最後に、なかなか疲れが取れない原因の一つは「食べ過ぎ」です。
消化・吸収に大切なエネルギーを使いすぎて「食べ疲れ」しないよう、適量を心がけましょう。
疲れが溜まっていると、仕事のパフォーマンスも上がらず、いいアイディアもなかなか浮かびません。ですが、現代に生きる私たちは、疲れやストレスを避けて生きることはできませんね。だからこそ、できるだけ疲れを溜めない習慣を身につけていきましょう!
THE BIBLE 〜疲れが取れない原因 編〜
- 「疲労」と「疲労感」の違いを見極める
- 「感情」に振り回されない
- 「食べ過ぎ」注意!!
それでは今回はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました!
弥栄ましませ
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