こんにちは。
以前は気にしすぎて夜眠れなくなることもあった井上りかです。
この記事を読んでくださっているあなたは、もしかしたら”気にしすぎる”性格ではありませんか?
もし、あなたが”気にしすぎる”性格であったならばどうなってしまうのでしょうか?
- 細かいことでもいちいち気になるので疲れる
- 嫌なイメージが浮かぶとなかなか消すことができない
- ネガティブな想像力が豊かすぎて、ちょっとしたことでとてつもない不安に襲われる
- 心身ともに疲れきってストレスがたまり、イライラして他人にあたってしまう
- 感情の切り替えや気分転換が苦手でとことん引きずる
- 些細なミスをしたり、他人から指摘を受けただけで、悲しい気持ちになってしまう
- 気にしすぎ(細やかな配慮)を無意識のうちに他人に強要してしまい、反発を受けて余計に落ち込む
- 体調を崩したり、精神的に病む
などなど、心では望んでいないのに明らかにネガティブな結末にまっしぐら、になっているのではないでしょうか。
なお、”気にしすぎる”ことの多かった過去の私は、実の母親に
『そんなにクヨクヨしいないの!もっと気楽に構えなさいよ。』
とよく言われたものです。その方法が分かっていたらいちいちクヨクヨしないんですけど、、、とは言いたくても言えなかった私です。
学生時代の友人にも
『その(ネガティブな)想像力が豊かすぎる、、、』
と驚愕されることもありました。
オンラインサロンIYASAKAメンバー。
プライベートでは育児・家事をしながら、フリーでビジネスをしているワーキングマザー。IYASAKAを広める活動を通じて”本当の幸せや豊かさとは何か”を追求している。暗い過去を過ごし、自分はもはや豊かに生きることができないと絶望をしていたある日、IYASAKAに出会った。現在は、人がそれぞれに持っている本来の素晴らしさを引き出す活動に邁進中。
Twitter:井上りか@モヤモヤを見える化します。
”気にしすぎる”性格のあなたはその性格を克服したいですか?
おそらく、このままでいたい!と思われる方は少数なのかな、と思います。
では、なぜ”気にしすぎる”性格になってしまったのでしょうか?克服する方法はあるのでしょうか?
今回の記事を最後まで読んでいただいたら、
”気にしすぎる”性格にもポジティブな側面があって100%悪ではない、と気づくことで気持ちが楽になります。
目次
いったい何を気にしている?
どんなこともさほど気にしない性格の方は理解に苦しむかもしれませんが、”気にしすぎる”性格の人は関わる人の分だけ気にすることが増えます。
まず、基本的に、少しでも不満に思うことがあるとそのことをずっと考えてしまい切り替えることがとても苦手です。
ああすれば良かったこうすれば良かったといつまでも悔やみ続け、他のことになかなか気持ちが向かいません。
人に嫌われることを何よりも恐れている
人と関わることで気にすることが生まれるので、”気にしすぎる”ことのほとんどに人が絡んでいます。
”気にしすぎる”性格を自覚していて他人と一緒にいると理想を実現できないと思い込んでいるので、人間関係を構築したりコミュニケーションを取ることがそもそも苦手です。
ですから、人に嫌われている自分という存在が許せないとか価値がないと思っていて、驚かれるほど過剰に他人に気を配ってしまいます。
目標が高すぎる、完璧主義
結果が良かったとしてもその中に少しでも気に入らないところがあると、部分的に良かった点があってもそれを認められず全体を否定します。
このためか、成功体験と言える経験がありませんし、必然的に自己評価が低くなってしまいがちです。
自意識過剰
人からどう思われているかが必要以上に気になり、人の反応を過度に気にしすぎてしまいます。
どんなことでも全員が100%納得して全員が嬉しい気持ちになることが重要なので、他人に対していつも不安な気持ちで消極的です。
まじめで几帳面
納得がいくまで仕事を切り上げられない、すべてのメールにその日中に返信しないと寝られない、何があっても約束は守らないと気がすまないという徹底したまじめさがあります。
自分の日常生活に決まり事がたくさんあり、それがなされていないと落ちつきません。
心配性
自分の言ったことを振り返って後悔を引きずったり、人に言われたことを気にしすぎて頭から離れないことがあります。人の表情や態度にも過敏になりすぎたり、言われたことを深読みしすぎて不要に落ち込んでしまいます。
どうしてそんなに”気にしすぎる”の?

”気にしすぎる”人の多くはいつもしんどい気持ちで些細なことをいちいち気にしてしまうので、なかなか安らぎを得られません。
さらに”気にしすぎる”人と一緒にいる人も、安らげずに疲れてしんどくなっていくものです。
幼少期に受けた教育
小さいころ両親から
- 褒められるより叱られたり
- 他の子と比べて悪い点ばかりを責められたり
- 失敗すると問い詰められる
- 親が望んだ言動をしたときにだけ褒められる
- ありのままの自己主張をあまり受け入れてもらえなかった
といった経験を積み重ねるうちに自尊心が傷ついています。
成長する間に「自分の言動は人を怒らせる」という心理的刷り込みがされて”気にしすぎる”性格になっている可能性があります。
イラショナルビリーフ
両親や友人たちとのごく限られた狭い世界で人間関係のトラブルがあったり自分が否定されたりという傷つく経験を繰り返す中で間違った思い込みが染み付いている可能性があります。
「失敗したらおしまいだ」
「人から嫌われたら生きていかれない」
「ありのままの私では価値がない」
トラウマ
想定外に人の怒りを買ってしまったり、人前で極端に恥ずかしい思いをするなどかなり辛い経験がトラウマとなる可能性があります。
具体的には、友だちとのもめ事やみんなの前で先生から激しく叱責される、といったネガティブな経験がトラウマとなり、自分の言動を必要以上に気にするようになります。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)
エレイン・アーロン博士が提唱している高敏感性の特性、つまり、生まれつき持った性格の可能性があります。
原因はいろいろありますが、育った環境による影響であれ生まれ持った性格であれ、不必要に”気にしすぎる”性分が出ないようになるととても気持ちが楽になります。
”気にしすぎる”性格の人の素晴らしいところ
当の本人も周りも困らせてしまうことのある”気にしすぎる”性格、、、
でも、裏を返すと他の人には真似できないありがたい特性でもあります。
- 何事も責任をもって最後まで成し遂げる徹底性
- 仕事の精度が高いことで人望が厚く、上司や同僚からの信頼を得やすい
- 仕事や作業が丁寧で安心してお願いできる
- 他の人が気づかないミスや異常にとても敏感に気づく
- ルーチンワークも常に正確
- 重要なデータの管理をお任せできる
- 空気を読んで人に気を配るのが上手
- 人が不快になる発言を控える
- 慎重さも相まって致命的なエラーをしにくい
- 困っている人に気づいて助ける
あなたのコミュニティや職場の活動が滞りなく粛々と無事に進められているのは、外でもない”気にしすぎる”人が目に見えない問題を摘み取ってくれているからなのかもしれませんね。
”気にしすぎる”性格で注意したいのはたったの一つ
”気にしすぎる”あなたの性格は、みんながこの社会で問題なく安心して生きていくには欠かせない特性の一つなのです。
おそらく、あなたたが”気にしすぎる”性格であれば多くの職場でありがたいと思われる存在なのだと思います。
ただ一つだけ注意が必要です。
それは、
あなたの慎重性、正確性を他の同僚やメンバーには期待しないこと
です。
同僚やメンバーのミスや漏れは寛容に許してあげましょう。
そして、あなたならではの特性を活かして細やかにアシストしてあげましょう。救われる人は多いと思います。
”気にしすぎる”を置き換える

あなたの”気にしすぎる”性格は克服したり変えるのは難しいかもしれません。
でも、不必要にネガティブにならないように”気にしすぎる”センサーを調整していくことはできるのではないかと考えます。
ちなみに、基本的にまじめなあなたは”何かをやめる”ことより”何か新たなことをする”ことの方が得意なのでは、と思います。
「今、目の前」に集中する
趣味に没頭するなど無心になれる時間で「気分転換できた」という成功体験を積み重ねることができそうですね。
また、仕事の単位を小さくしてその小さな単位の時間に集中することで成功を得やすかったり、成功体験をを増やすこともできます。
”気にしすぎる”性格は決して悪くない
ミスや漏れに早い段階で気がつけばその分の後戻りが減らせます。
物事を慎重に考える人は不要な失敗や誰かが傷つくのを未然に防ぐことに貢献しています。ありがたい存在です。
「これでいい!」成功体験を積み重ねる
ゴールに向かうプロセスにミスを予定しておくと「まぁいいか!」「これでいい!」と受け入れやすくなります。
”気にしすぎる”性格の友だちにアドバイスする
あなたの周りにもあなたと同じように”気にしすぎる”性格のお友だちはいませんか?
- 「失敗したからもう終わりだ、、、」→「私も失敗しているけど何とかなっているよ」
- 「人に嫌われたら職場に行きづらい」→「私も職場で〇〇さんにいろいろ言われるから行きづらいの分かるなぁ。どこの職場にも苦手な人っているんだね、、、」
”気にしすぎる”友だちには客観的にアドバイスできていたりしませんか。
人は他人のことをあまり気にしていない
他人はあなたのことよりも自分のことでいっぱいいっぱいです。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっと人から指摘を受けただけなのに悲しい気持ちが長く続いてしまって、、、”気にしすぎる”性格で自分だけ損している気がしますよね。
でも、
あなた以外にも”気にしすぎる”性格の人はいっぱいいる
のです。
あなたが”気にしすぎる”性格だとしたら、同じように”気にしすぎる”性格の友人や同僚に前向きなアドバイスをしてあげられたりしますよね!
あなたの”気にしすぎる”性格をポジティブに活かしていくためにも、今回の記事が少しでもご参考になれば心から嬉しく思います。

あなた自身、そして、あなたの目の前の世界がたくさんの光で溢れますように、、、
弥栄ましませ。井上りか(しょこらラボ Youtuneチャンネルも宜しくです。)でした!