
こんにち和、西野です。
上品な人というのは、自然と周りの心を軽くし、明るく前向きに導く特徴が備わっています。
ですが、この「上品」というのは、ある一部の人だけが備えているものではありません。
実は、全ての人に 上品 な一面が備わっているのです。
今回は、
・そもそも上品な人とはどういう人をさすのか?
・どうすれば 上品な人 になれるのか?
・上品な人に備わる品性の特徴
について詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
上品とはどういう意味?

そもそも「上品」とはどういう意味か?
まずデジタル大辞泉「コトバンク」によると、以下のような 意味 として解説されています。
・品質のよいこと。また、高級品。⇔下品。
・品格のあるさま。品のよいさま。また、味などの洗練されているさま。⇔下品。引用:コトバンク
おそらく、上品な人 と表現する場合、「品格がある人」のことを指しますよね。
上品な人 に共通する特徴から学ぶ「品格」

上品な人には、自然と人としての“品格”というものが備わっていますよね。
では、人としての「品格」とは、どんなことを指すのでしょうか?
それは、上品な人に共通する特徴を見ていくと、非常に多くのことが学べます。
上品な人の特徴1. 物音を立てない
上品な人は、出来るだけ物音を立てないようにします。
コップやお皿、スマホなどをテーブルに置くときにも「バン」「ガン」という激しい音を立てるのは、決して上品ではありませんよね。
あるいはドアを閉める際にも、「ガチャン!」と閉める人は上品ではありません。
基本的に、激しく大きな音を出すのは上品ではありません。
お茶を出すとき、物を置くとき、扉を閉めるとき、歩くときなどに発する音を、できる限り静かにする人は、とても品格がありお上品です。
上品な人の特徴2. 人を立てる

上品な人は、「私が一番!」と自己主張するのではなく、あくまで自分以外の周りの人たちを立てます。
これは、人を持ち上げたり媚を売るのとは違います。
そうではなく、自分は一歩下がって、
「これは**さんのおかげです。」
と言って、常に手柄を自分以外の人に立てようとする人は、とってもお上品ですよね。
とはいえ、「自分なんて・・・」と下に蔑むことでもありません。
あくまで、「今の自分があるのは周りの人のおかげです」という心を持てる人は、自然と品格のある人間性が備わっていきます。
上品な人の特徴3. 口を慎む
上品な人は、誰かの悪口や文句を決して口にしません。
「言葉は創造のもと」というのを理解しているので、上品な人ほど口を慎み、無駄口は叩かないようにしています。
そして、積極的に良い言葉を使い、周りの人が喜ぶような言葉を掛けてあげるのが上手です。
悪き言葉は慎み、良き言葉を口にする。
これは上品な人の大きな特徴と言えます。
上品な人の特徴4. 感謝の心を忘れない

上品な人は、とにかく全ての物事に自然と感謝ができています。
食事に関しても、下品な人ほど「ただ物として食べる」ことをしています。
が、上品な人 は食べ物に対しても「自分のために命を捧げてくれているのだ」という感謝の気持ちを持っています。
だからこそ、自然と食べるときの姿勢も丁寧になり、上品さが備わっていくのですね。
人は感謝を忘れて、なんでも当たり前だと思っていくほど、上品さを失い、下品な人へと落ちぶれていくのです。
上品な人の特徴5. 節度をわきまえる
上品な人は、節度をわきまえています。
「もっと欲しい!」
「こんなじゃ足りないわ!!」
などと欲深い人というのは、下品です。
逆に、節度をわきまえ、今の恵まれていることに目を向け、
『足るを知る』
人ほど、自然と上品な人としての品格が備わっていきます。
常に物足りなさを訴え、飢えている人は獣(けもの)であり、上品な人とは言えませんよね。
上品な人の特徴6. 呼吸がゆったり

上品な人は、静かでゆったりとした行動を取ります。
逆に、下品な人ほどうるさく、荒く、激しい動きをします。
現代のほとんどの人は、社会の影響によって行動が荒く、せわしなくなっています。
そんな中で、心にゆとりを持ち、ゆったりとした優雅な動きをする人は、ひときわ目立ちますよね。
いつも慌ただしくしている人は下品です。
そして、いつも荒く、慌ただしくしている人ほど、自分の「呼吸」に注目してみてください。
そういう人ほど、呼吸が浅く、早くなってしまっています。
ですから、意識的に呼吸を長くゆったりとしていくことで、自然と動きや仕草もゆったり優雅、上品になっていきます。
上品な人の特徴7. 気配りができる
上品な人は、気配りがとても上手ですよね。
上品な人ほど、一歩下がってゆったりと、周囲の状況を把握することができるので、自然と気配りができるのですね。
逆に、「自分が!」という思いが強い人ほど、周りが視界に入らず、自分だけしか見えなくなり、自分勝手になっていきます。
「この人は喜んでくれているかな?」
「嫌な思いをさせてしまっていないかな?」
そういう気配りができる人って上品ですよね。
上品さは「武士」や「大和撫子」に見習う!

昔の日本人というのは、世界的に見ても非常に民度も高く、品性の豊かな人種でした。
特に、武士や大和撫子(やまとなでしこ)と呼ばれていた人たちは、この「人としての品格」に重きを置いて生きていたため、常に目指すべき人物像とされてきました。
そして、上記に挙げてきた 上品な人 の特徴は、全て武士や大和撫子が備えている特徴でもあります。
ですから、上品さを身に付けたいなら武士や大和撫子を見習うべし!
ということで、上品さを身に付けたい人にオススメの書籍をご紹介しておきます。
上品さを身に付けたい男性向け書籍

〈内容紹介抜粋〉
戦国時代から幕末にかけて、武士のあいだで伝えられた数々の「武士の心得」を、近世史料の第一人者が縦横に読み解いた書籍。独立心、克己(こっき)心、誠を尽くすなど、多くの教えが現代人の心にも1本の筋を通してくれます。
上品さを身に付けたい女性向け書籍

〈内容紹介抜粋〉
表情・姿勢・挙措、素行、品位のたしなみから、お茶の出し方、返事の仕方に至るまで示唆は多岐にわたるが、「泣いてすませるのは卑怯者の振る舞い」「人生をどう受け止めてるのか、歩き方を見ればわかるんだよ」など、鋭く含蓄ある祖母の言葉には、思わず襟を正される思いがする。明治期の外国人による記録も随所で紹介され、世界が憧れた当時の日本女性の姿は、現代人の範ともなろう。なお、教養を「たしなみ」と読ませているのは森信三師の教えによるもの。たしなみとは人柄や人格に融け込んで生きているもので、日常で実践してこそ意味があると強調する。お子様やお孫様の躾にもぜひ役立てていただきたい。
まとめ:上品な人ほど慎しみ深い

いかがでしたか?
とにかく上品な人 に最も共通する特徴は「慎しみ深い」ことです。
軽はずみな言葉や行動は取らず、1つ1つ物事を丁寧な姿勢で向き合う人ほど、自然と上品さが備わっていきます。
自己主張を抑え、まるで道端に生えている美しい花のように、そこにいるだけで周りを明るくする。
そんな人こそ、まさに上品な人に相応しいと言えますね。
それでは、今回の記事は以上です。
ありがとうございました。
弥栄ましませ
西野ゆきひろ
〈続いての記事はこちら〉
・品のある女性の8つの特徴〜服装、見た目、髪型などの共通点とは?〜
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