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鏡餅ってすごいんだ!お餅に秘められた神様のパワー

あなたはお正月に食べるものといったら何が思い浮かびますか?
真っ先に出てくる答えは、おせちとお餅でしょう(*^^*)
さて、この鏡餅、
「正月に飾るものだから、とりあえず準備しないと」
「11日は鏡開きだから、とりあえず食べようか」
という存在になっていませんか?
もし、そうだとしたら…
それは、あまりにも勿体なさすぎます!
・鏡餅を食べる意味がわかる
・鏡餅を飾る理由がわかる
・鏡餅と神様の関係がわかる
以上の効果が期待できます♪
鏡餅には神様が宿ります!

お正月に飾るしめ縄、門松、鏡餅というのは
全て神様の依り代(よりしろ)=目印=宿る場所
なんです!
お正月には、ご先祖様を引き連れて
やってきてくださる神様へ、
「こちらですよー!」という
目印になり、実際にそこに神様が降りてきてくださる場所。
なぜ、お餅なのかというと、
日本は昔からお米と共に生きてきました。
普段わたしたちが食している、うるち米もそうですが、
もち米も例外ではありません。
大切な食物だったのです。
年神さまは新しい年の魂を
我々に分けてくださると考えられていて
神様が依りつく鏡餅を食すことによって
新しい年の魂=エネルギー
をわたしたちも体内に取り入れているんです。
これ、知らずに食べていたら損ですよ!損!
新しい年の魂を食べていることを
実感しながら鏡餅を食べることで、
あなた自身もいままでよりもっと幸せになれるはず!
そして、新しい年への気概やエネルギーも
ムクムクと湧いてくること間違いなしです(*^^*)
鏡餅ってどうして あんな形をしているの?

鏡餅は、餅を平らにして、2段に重ねていますよね?
実は、あのカタチにも意味があるんです。
まず、2段のカタチは日と月と言われています。
また、丸を平らにしたカタチについてですが、
神社によってご神体は山だったり、鏡だったり、
石だったりと様々ですが、
三種の神器にも数えられる八咫鏡(やたのかがみ)
って聞いたことありますでしょうか?
令和になった時に三種の神器について
触れられている情報を見た方もいらっしゃると思うので、
説明は軽くに留めておきますが、
三種の神器とは、
・八咫鏡(やたのかがみ)
・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
・草薙剣(くさなぎのつるぎ)
です。そして、この八咫鏡は、
伊勢神宮にあるとされています。
鏡は対象物を映し出すことから
神聖なものとされ、
その鏡のカタチを餅にうつして
【鏡餅】
と呼んでいます。
し・か・も!
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)=橙
草薙剣(くさなぎのつるぎ)=串柿
とも言われています。
串柿は最近はなかなか見ないですが、
上記写真の橙の下にある干し柿です。
この柿の数も、
家内安全・健康祈願の意味が込められていて
10個の場合には、
2-6-2と挿し、
いつもニコ(2)ニコ(2)仲睦(6)まじく
5個の場合には
1-3-1と挿し
ひとり(1)ひとり(1)皆(3)幸せに
と言われているそうですよ♪
鏡餅を飾る場所と、カビない方法
今は真空パックのお餅を飾るご家庭が多いかもしれませんが、
ついたお餅を飾ってみるのも良いですね!
今はホームベーカリーでお餅もつけるので、
試してみてはいかがでしょう?
わたしも実際にホームベーカリーで
お餅をついて飾ったことがあるのですが、
敵はカビです!
あとでそこだけ落として食べても
問題ないと思いますが、
スプレーボトルに焼酎を入れて
毎日シュシュっとかけてあげると
カビが防げますよ!
それから、鏡餅を飾る場所ですが、
神様が宿る場所ですので、
あんまり低い位置にはしない方が良いと思います。
後に食べることも考えて、
場所を選びましょうね!
餅を食べるは長寿への願い、歯固めに使われた鏡餅

鏡餅は固いことから、歯固めという意味が含まれています。
一年の初めに、歯の丈夫を祈って行われる行事が【歯固め】で、
平安時代から宮中で行われていました。
一年の初めに鏡餅を食べる日=鏡開きがそれにあたります。
歯と言う文字は、年齢という漢字にも含まれており、
昔から歯が丈夫だと長生きするという考えがありました。
食べ物をかみ砕くのは歯ですから、
歯が丈夫だと長生きするというのは
納得ですよね。
これは、お正月だけではなく、
赤ん坊が初めて食べ物を食す(真似をする)
【お食い初め】にも同じ考えが用いられ、
餅の代わりに石が使われます。
鏡開きとその後の食べ方
多くの場所では、1月11日に鏡開きが行われます。
鏡餅は神様が宿っている場所ですから、
開くのは、神様がお帰りになってからですね。
神様がいらっしゃる間を松の内(まつのうち)と言い、
7日までのところや15日までのところなど
地域によって多少異なります。
(15日までのところは、それよりあとに鏡開きをします)
さて、開いたあとのお餅はどのようにして食べますか?
多くはそのまま焼いたり、ぜんざいに入れたりだと思います。
友人の家では、餅を干したものを油で揚げて
食べたりしていました。
他にも、揚げ出し餅やモッフル(懐かしい!)にしたり、
餅を小さくして、ピザ生地の代わりに並べ、
チーズや具材を乗せるピザ風の
食べ方もあるみたいですよ!
色々な食べ方を試してみたいですね(*^^*)
まとめ

以上、鏡餅について解説しましたが、
もうこれからは、鏡餅を
ただのお正月アイテムとしては
みれませんね!
神様がエネルギーを授けてくださるんですから。
丁寧にいただきましょう♪
おせちもそうですが、
昔は食べること自体が
当り前ではなかったからでしょうか
本当に食べ物に感謝をしている様子が
伺えます。
【食べることは生きること】
簡単に食べ物が手に入る現代だからこそ
しっかりと意識していきたいですね。
・鏡餅を食べる意味がわかる
・鏡餅を飾る理由がわかる
・鏡餅と神様の関係がわかる
がおわかりいただけたのではないでしょうか?
昔から行われていることには必ず意味があります。
それを少しでも実感し、日々実践していくと
きっとあなたの笑顔や感謝が増え、
自然と人生がよくなっていきますよ。

それでは、本日も最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。