単なる「断食」するだけじゃない!?イスラム宣教師に直接聞いた「ラマダーン」の本当の意味とは?

こんにち和!

あなたは「ラマダーン」という言葉、聞いた事はありますか?

イスラム教の方が一定期間断食することなのですが、ニュースなどで聞いた事あるかもしれませんね。

でもほとんど情報がなく、なんとなくのイメージしか持っていないかもしれません。

実は私は先日ファスティング(3日間断食)をしました。

そのとき「そういえばイスラム教も断食していたな」と思い、「ラマダーン」について興味を持ったので、知り合いのイスラム教の宣教師さんに話を聞きに行きました。

今回はそこで教えていただいた「ラマダーン」についてお伝えしようと思います。

この記事を書いた人

「ラマダーン」を教えてくれた、アニースさんってこんな人

今回「ラマダーン」について教えてくださったのは、アニース・ナディーム・アハマドさんです。

横浜市 林文子市長(左)とアニースさん

アニースさんはイスラム教の宣教師として来日して12年以上になるそうで、日本に住むムスリム(イスラム教徒)のケア・サポートをしているそうです。

日本語もぺらぺらでした!


日本文化もこよなく愛しています

そしてアニースさんは国際的ボランティア団体の代表もしていて、自然災害が起きたらボランティアで現地に入って被災者支援活動を積極的に行っているそうです。

東日本大震災では5か月間も炊き出しで支援活動をしたそうです。

ボランティア活動を取材した動画


イスラム教の理解を深める講演活動や地域との交流も盛んに行っていて、人柄の良い優しい方でした。

「ラマダーン」は「断食」という意味ではない!

まず最初に知っておきたいのは「ラマダーン」という言葉は「断食」とイコールではないということです。

「ラマダーン」というのは旧暦の月の呼び方なのです。

日本で言えば1月なら「睦月(むつき)」と言いますし、2月なら「如月(きさらぎ)」、3月なら「弥生(やよい)」というように、イスラムでの旧暦の名前なのです。

そしてもっと言うと、「ラマダーン」を日本語に訳すときに適切な言葉としては「斎戒(さいかい)」なのだそうです。

斎戒を辞書で調べてみますと、

斎戒
祭りを執り行うなど、神聖な仕事に従う者が、飲食や行動を慎み、心身を清めること。物忌み。潔斎。
出典:デジタル大辞泉

とあります。

ムスリムにとって「ラマダーン」とは「神様と向き合う期間」なのだそうです。

神様と向き合う1つの方法として断食をする、ということなのです。

「ラマダーン」は季節が決まっていない?

日本では旧暦というと季節が決まっていますよね。

1月は新春ですし、8月は真夏、12月は冬といった具合です。

太陰暦は月の周期で決まっているので1ヶ月が28日です。

これでは1年が336日になるのでズレていってしまいます。

そこで昔の日本は3年に1度は閏月を作って調整していました。

しかしイスラム暦には閏月がなく、毎年ズレて行っているそうなのです。

なので「ラマダーン」も毎年12日前後ズレて行っているとのことです。

33年で一周りするのですが、アニースさんは「いろんな季節のラマダーンを楽しめるのがメリット」だと仰っていました。

「ラマダーン」期間にやること、やらないこと

「ラマダーン」の期間に断食するといっても、まったく1日中飲食しないということではなく、日の出から日没の時間だけだそうで、24時間というわけではありません。

日没後は普通に食事をするそうです。

ムスリムは「ラマダーン」中はコーランを一通り読み切ることで、イスラム教のことを勉強しなおすようにしているとのことです。

そして飲食の他にやらないこととしまして、「あまり会話をしない」「タバコも控える」「夫婦間の性生活も控える」のだそうです。

これは「ラマダーン」が「自分と向き合って神様との対話をする」期間だからです。

私も3日間のファスティング中、ものすごく自分と向き合う事がありました。

普段なら食事に当てる時間とエネルギーが余るわけなので、何気なく暮らしているときとは比べ物にならないほどいろんな気付きを得ることができました。

これをムスリムは毎年1ヶ月間行っていると考えたら、神様に対して本当に敬虔になると実感しました。

「ラマダーン」をしなくて良い人

「ラマダーン」中にムスリムが全員、必ず断食を実行しなければいけないかというと、そうでもないそうです。

基本的には成人は義務ですが、病気の人や旅行中の人、あとは小さい子供や妊婦さん、高齢者などは免除されているそうです。

旅行や妊娠などで断食できなかった場合は、別の時期にずらして実行することもできるそうです。

子供時代は何年かかけて少しずつ食事の量を減らして、体を慣れさせていくそうです。

ちなみに断食が始まる数週間前から食事を減らして準備していく人もいるそうです。

これは人によって様々ですが、私もファスティングをやったときは準備食を用意しましたので、個人的には事前準備しておいた方が体への負担が軽いんじゃないかと思います。

「ラマダーン」で大切なこと

「ラマダーン」で大切なことは、あくまで「自分と向き合うこと、神様との対話」をすることがメインです。

断食することがメインなのではありません。

「断食しているから義務を果たしている」ということではなく、静かに自分の内面を見つめ直すことが大切なのだそうです。

手段を目的にしてしまうと、ものごとの本質を見誤ってしまいます。

「なぜ今自分はこれをしているのか?」ということを、常に理解して行動していないと意味がなくなってしまうのです。

これは我々日本人にも全てのことで当てはまることだと思います。

今やっている自分の仕事が「本当の目的は何?どうして働いているのか?」と考えおくことは非常に重要です。

これを見失ってしまっていると、自分の本質からズレていき苦しくなっていきます。

「ラマダーン」のお話を聞くことで、断食をするわけではないですが改めて自分と向き合ってみることが大切だなと感じました。

ラマダーン:まとめ

THE BIBLE 〜ラマダーン 編〜

  • 「ラマダーン」とは「断食」ではなく「斎戒」
  • 「ラマダーン」は自分と向き合い、神様と対話する期間
  • 断食の他にもやってはいけないことがある
  • 「ラマダーン」は絶対的に強制ではなく、場合によっては免除される

 

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

ラマダーンの断食ではありませんが、私もファスティングをしたことによって食事への認識や自分と向き合うことをすごく考えさせられました。

こういうことを毎年やっていれば、たしかにイスラム教の人たちは神様に対して敬虔になるっていくだろうなと思いました。

そして「食べない」という生活をしてみると、ものすごく食べ物や生活習慣に対しての向き合い方が変わり、人生観にも良い影響があります。

まだ今までに断食なりファスティングをしたことがないという方は、一度試されてみてはいかがでしょう?

きっとあなたの今後の人生がより良いものになっていくと思います。(ただし自分の体調や専門家と相談して進めてください)

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

弥栄ましませ。

みんなで光を広げよう!

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