本当のスピリチュアルの意味とは?日本人はスピリチュアルを誤解している!

こんにち和。

近年スピリチュアルという言葉が市民権を得て、様々なメソッドが発表されています。

書店に行くとスピリチュアル関係の書籍は本当にたくさん出版されています。

しかし「スピリチュアル」という言葉、なんだか曖昧なイメージでハッキリと説明できる人は少ないのではないでしょうか?

実はスピリチュアルという言葉の意味を探っていくと本来とは違った意味付けをされているため、多くの人が誤解をしています。

今回はスピリチュアルの本来の意味と、いかに誤解されてきたのかという歴史についてお話してみようと思います。

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スピリチュアルの本来の意味とは?

多くの人がスピリチュアルと聞くと霊的な世界だとか神秘的なものだとか、自分の内面とつながるもののようなイメージを持つかもしれません。

スピリチュアルを追及すると幸せになれる・・・といったようなニュアンスで捉えている方も多いでしょう。

しかしスピリチュアル(spiritual)を日本語に訳すと「厳粛な」といった意味になります。

日常会話で使うとしたら、「神社に行くとスピリチュアルな気持ちになる」(厳粛な気持ちになる)といったニュアンスで使うべきなのです。

実は霊視や降霊術を行うことをスピリチュアリズム(Spiritualism)と言います。

日本語に訳すと「心霊主義」です。

「スピリチュアル」と「スピリチュアリズム」、言葉は似ていますが意味は全然違います。

どうやら日本ではこの2つの言葉を混同して広まってしまい、誤解を招いているということなのです。

日本人におけるスピリチュアルの歴史

本来の意味とかけ離れてしまったスピリチュアルですが、どうしてズレていってしまったのか日本における歴史の流れから見てみましょう。

80年代のオカルトブーム

まず1960~70年代にアメリカでニューエイジ思想というものが生まれます。

ニューエイジ思想とは宇宙や自然とつながることで、人間の潜在意識を覚醒させるという思想運動です。

科学至上主義やベトナム戦争に反対した若者たちが、その反動で精神世界に没頭していきました。

現実世界のストレスのはけ口を、目に見えない世界に求めた面もあったのでしょう。

それが80年代の日本に入ってきたときに心霊ブームやオカルトブームと合わさって、精神世界に対する土壌が生まれていったようです。

2000年代の江原啓之ブーム

2000年代に入ると、テレビやメディアに江原啓之という霊能者が現れます。

霊視を通して人の悩みや問題をカウンセリングし、アドバイスをするというスタンスで一世を風靡しました。

そして彼が「スピリチュアル」という言葉を使い出し、そこから日本では広まりはじめました。

それまでは霊の世界というと怪しいとか怖いといったキワモノのイメージがありましたが、彼が出て来てからはそういったイメージが徐々に薄まっていきました。

2010年代以降

ここ近年では、引き寄せの法則や神社参拝、パワースポット巡りなどがブームになっています。

長引く不況により精神的に疲弊した日本人の多くが、見えない世界に救いを求めるようになりました

そういった背景もあり「幸せになれる方法」を多くの人が探し始め、スピリチュアルブームが起こりました。

さらに出版業界も出版不況により売れるコンテンツを探しています。

出版社もビジネスですので、売れる本であればどんどん売り出していきます。

さらに本来、精神世界はあくまで自分の心の平安を得るためのものなのですが「なりたい自分になれる」といような自己啓発や自己実現と結び付くようにもなりました。

現状の自分に不満のある人達が飛びついて、こちらもブームになっています。

こうしてスピリチュアルは一大産業として広まっていったという背景があります。

そのスピリチュアルに根拠はありますか?

スピリチュアルは目に見えない世界を説明しています。

見えない世界を説明するには、それなりの根拠が必要になります。

しかし中には何の根拠も示さずに、イメージだけで語るスピリチュアルもあります。

マスコミや出版社も、数字が取れたり売上が上がれば良いとばかりに取り上げてしまう場合もあります。

TVに出ている、本を出しているというだけで信じてしまう人達がいるのも事実です。

「本がこれだけ売れているから」とか「TVに出ている人だから」といった理由で相手を信じてしまうのは、非常に危険なことです。

見えない世界のことを否定するつもりはありませんが、言われていることをそのまま鵜呑みにしてしまうのは思考停止になります。

何を信じるかで人生は大きく変わっていきます。

誰かから言われたことをそのまま信じるのではなく、一旦じっくり向き合って正しいかどうか考えてみることが大切になってきます。

情報を精査する

スピリチュアルを信じて実践する前にいきなり鵜呑みにせず、情報を精査していただきたいと思います。

そのためは雰囲気や個人的なイメージで情報を判断しないことが重要です。

相手はビジネスでやっていますから、いかにコンテンツにお金を払わせるかは相当研究しています。

これまでそうやってブームを作りだしてきました。

現代は社会全体がネガティブな情報で溢れています。

TVやネットでも欲望を満たしたり、エネルギーを奪うような話題ばかりです。

そうすると精神的に疲れてしまい、何かに頼って幸せになりたくなる気持ちは理解できます。

スピリチュアルで精神的な安定を求めることを否定はしませんし、時には必要な場合もあるでしょう。

しかし自分の頭で考えることなく相手に全てを委ねてしまうと、自分の人生を台無しにしてしまいかねません。

そうならないために、ぜひ発信者の意図を見抜くクセを身に付けて怪しい金儲けなだけのスピリチュアルには騙されないようにしてください。

スピリチュアルの誤解:まとめ

THE BIBLE 〜「スピリチュアルの誤解」 編〜

  • 本来のスピリチュアルとは「厳粛な」という意味
  • 日本ではスピリチュアルとビジネスが結び付いて一大産業になった
  • 産業化したスピリチュアルに振り回されないために、情報を精査することが必要

 

今回は日本ではスピリチュアルという言葉がいかにねじ曲がって伝わってしまったか?

そしてその誤解されたスピリチュアルに振り回されないことが大切だというお話をさせていただきました。

見えない世界の話というのはロマンを感じますし、自分が特別な存在になれるんじゃないか?という期待も抱かせてくれます。

今の生活や自分に不満のある人にとっては、非常に魅力的に映るのではないでしょうか。

ですが根拠のない情報に振り回されては、いつまでたっても不幸のループからは抜け出せません。

常に自分の経験と知恵を照らし合わせて、頭で考え判断していくことが幸せになるための唯一の手段になります。

ぜひ怪しい情報に惑わされず、人生を切り拓いていっていただきたいなと思います。

それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。

弥栄ましませ。

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