【体験レポート】災害支援ボランティア参加報告@栃木県小山市

この度、台風19号により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

今回は、私個人的な活動ですが、台風19号被害を受けてのボランティア活動参加をレポートさせていただきます。

 

今回私は、地元の隣町である栃木県小山市のボランティア活動に参加してきました。

小山市は、前職のときに最も長く担当していたエリアでして、個人的にとても思い入れがある地域です。(前職は某飲食チェーンのエリアマネジャーです)

またほぼ地元でもあるため、育んでくれた土地への恩返しの意味も込めて参加させていただいた次第でございます。

この記事を書いた人

え!?まさかのワンオペ?

この写真は、朝、小山市役所神鳥谷(ひととのや)庁舎にて受け付けをした際に撮ったんですが・・・

この時点で説明を受ける人が、私以外だれもいないのですよ・・・

ボランティア初体験の私はこの時点でビビりだします。

「まさか・・・ワンオペなの?」

 

やばい、このままでは!こんなレスキューみたいなオレンジのツナギ着て、一人でなに気合い入っちゃってんの?とかはずかしいじゃんか!でもまさか俺しかいないなんてありえないよね!だいじょぶだよね!

と勝手に不安を覚えながらも平静を装う。

しかし、まさか

「いや〜、今日はもうお仕事がありません。」

なんて言われたら・・・?いやいや、横浜から出て来て何もしないで帰りましたなんて残念すぎだろ!

↑ここまで私の脳内会話

 

職員さん「じゃあ中でチーム編成と依頼内容伝えますのでどうぞ」

私「あ、へ、はひッ」

 

入ると、数名の参加希望者がいてホッとするわたし。

ということで、先ほどの不安とか一瞬でどうでもよくなり、一通り説明を受けます。

 

職員さん「では、一応リーダーを決めますね。ハシモトさん、ツナギ着てるしなんかそれっぽいのでリーダーお願いできますか?」

私「お、おうよ!」(それっぽいてなんやねん!)

ということでなぜかリーダーに。まあそういうのは得意なので俄然やる気が出るってもんです。

 

ボランティアって、私のイメージでは割り当ての区画の片付けや掃除をみんなでやるものと思ってたんですが、システムとしては助けの必要な方が市に依頼して、その世帯ごとに、ボランティア希望者をマッチングしていくというものらしいです。

希望があったご家庭に、編成された小グループが派遣される、というやり方です。

 

まずは1件目

片付けに追われる住民

職員さんの話によると、この地域は平成27年にも、大雨による水害があった地域で、立て続けにほぼ同じ地域の方が被害に遭われているとのこと。

ああ、そういえば!

当時私は小山市の店舗を担当しており、たしかにその時も数日間の断水でたいへんだったのを思い出しました。

 

職員さん「この依頼者の方も、前回(平成27年)にも被災されていて、精神的にけっこう参っているようです。元気を分けてあげてください」

とのことで、最初にうかがったお宅は、ご年配の女性の方が一人暮らしされている家でした。

畳が浸水してしまったため、重くて外に運び出せないということでした。

 

なるほど。確かにご年配の方一人では厳しい。

ご依頼される家庭は、このようなパターンがとても多いようです。

 

道すがら何件か片付けしている家をみかけましたが、それでもほとんどは自力で片付けしている様子でした。

依頼する側としても、けっこう気を遣うようです。

 

最初のご依頼は畳の運び出しだけだったので、4人がかりでサクッと終了。

一旦庁舎に戻る、、、のですが、道が狭くて車をコスるという。(T . T)

 

一旦戻って2件目

排水に課題がある地区

庁舎に戻ると、すでに時間はお昼前なので、少し早めの昼食を摂ることに。

「やっぱ体を動かした後のメシはうまい!」

てまだ畳6枚運んだだけなんですけど!笑

 

さて、午後からの2件目はなにやらヘビーなようです。

プライバシーがあるのであまり詳しくは書けませんが、昨日片付けに入ったチームからの引き継ぎによると・・・

庭木が荒れている、虫がいる、ハチなど危険生物がいる可能性アリ、猫が数百匹いる、、、え!?ジャングルなの?

チームに緊張が走る。

 

私「みなさん、覚悟していきますぞ。」

皆「ゴクリ・・・」

 

そうそう、今回運命を共にするメンバーを紹介すると、

Kさん男性、居酒屋てんちょう

Eさん女性、パン屋さんパート

Kさん女性、若奥様

とリーダー私、ネオ百姓

のフォーマンセルです。

みなさんボランティアを希望されることもあって、とてもいい方たち。仕事もテキパキ早くて心強いです。

 

てことで装備を整え、現地へGO。高圧洗浄機に胸が踊る

 

祟り神の恐怖

たびたび氾濫する思川(おもいがわ)

車で2件目へ向かうと、現地はもうほんとに川のすぐそば、いかにも洪水の危険がある地域でした。

お宅近くの畑も作物に泥がかぶっていて、水没してしまった様子。

 

到着すると、依頼者の女性が疲弊した表情でいらっしゃいました。

こちらの方も、平成27年にも被災されており、一人暮らしされているとのことでした。

やはり短期間に二度にわたって水没すると、精神的にこたえたようでした。

 

床上1メートルくらいは浸水した跡があり、これはさすがに、1人では成人男性でもムリというレベルです。

押入れの中が手付かずとのことで、そこを重点的にやることに。

 

押入れには衣装ケースなどがそのままになっており、ひとまず外に出そうとするんですが微動だにしません。

あと暗い。電気は、、あれ?つかない。

漏電して点かないとのこと。

暗い中からなんとか衣装ケースを引っ張り出すと、動かないはずです。中に水がマンマンに入っています。

積んであった均衡がくずれると、ケース内の水がドバドバ出てきます!ジャバァァァxーーー

押入れの奥に上半身を突っ込んで、奥のものを取り出そうとすると、

バタバタバタァァ!!!

と目にも留まらぬスピードで何か白いものが飛び出します!

「あひぇーーーーーふへliifxgl;ふじこ!」

か弱き少女のように情けない悲鳴をあげる私。

祟りだ!祟り神だやべえとこ開けちまった!呪われる!殺される!生首飛んできた!とかおののいている私の横にいたのは、、、

 

 

ねこ。

 

あ、そういえば数百匹いるって話だったね。まあ5匹だけど。

 

助っ人

台風翌朝の思川の様子

そんな感じで遊んで真面目に作業していましたが、祟り神のトラップもあり、終わりそうもありません。

まあ終わらないのは仕方ないのですが、床を濡らし放題で去るわけにもいかないので、少なくともキリのいいとこまではやらんとさすがに申し訳ない。

 

といったところでありがたい増員!

7人になり、一気にスピードアップします。

 

衣装ケースの中身は、依頼者の方が選別しましたがほとんどは廃棄に。

親御さんが使われていた衣類、バッグや、本、写真など。中には思い出の品もあっただろうに。と思うと胸が痛みます。

 

助っ人のおかげでなんとかキリのいいところまで片付け、本日の作業を終了。

女性メンバーが親身にお話ししてくれたこともあってか、依頼者さんも最初よりは明るい表情になっておられました。

 

みんなほんとに温かい人たちです。

こういうのを見ると、心から参加して良かったな〜〜と思います。

あ、高圧洗浄機は使わなかったす。

さいごに

庁舎に戻り、担当職員の方に状況報告をしました。今日2件目に伺ったお宅は、まだ支援が必要だと。

さーて帰ろうかと思っていると、職員さんが声をかけてきます。

職「ハシモトさん。明日も来れたりします?」

私「あ、はい。そのつもりだったんですが。。」

職「今日でほとんどの依頼が終わったので、大々的には明日は募集かけないんですけど、まだ数件支援が必要な家があります。

今日行っていただいたお宅とか。なので必要な人数だけお願いしたいんですよ。」

私「ええ。ぜんぜんやらせてください。」

職「ありがとうございます!今日と同じとこがいいですか?」

「最も人が行きたがらないお宅にしてください!」

 

ということで、明日も引き続き参加することになりました。ツナギ着てますからね。

明日も猫ちゃんかなーー?

結果は全ておまかせいたします。惟神たまちはへませ

 

今回感じたのは、やはり一人で暮らすことの厳しさ、そして止むを得ずそうなった方を、いかに孤独にしないか、ということではないかと思います。

今日の依頼者の方もそうでしたが、作業が一人でできないことはもちろんですが、それ以上に会話する人がいないというのが、辛いんじゃないかなと感じます。

話すだけでも、けっこう孤独がまぎれたりしますからね。

これからの日本人としては、そうやって気を向け合うような国づくりが課題かなと、思うわけであります。

 

続き【2日目以降の様子】はこちら➡︎【体験レポート】災害支援ボランティア参加報告@栃木県小山市ーその2

みんなで光を広げよう!