

でも、最近の人はあまりよく噛まないみたいだねえ


よく噛むことで得られる11の効果

食べる時よく噛む、ということは、子供のころから教えられますね。
しかし、実際はちゃんと噛まない習慣がついている人がほとんどです。
その理由として考えられるのが、昔よりも食べ物が圧倒的に柔らかくなったことです。
むしろ、よく噛まないと食べられないものを探す方が、今は難しいのではないでしょうか。
食べ物が非常に柔らかく、よく噛もうとしてもいつの間にか溶けてしまい、勝手に飲み込んでしまうため、むしろよく噛むのが難しいのが実際のところなのです。
そして、よく噛まない習慣を助長している要因として、社会的な風潮もあります。
サラリーマンやビジネスマンは、食事に時間をかけない人が多いです。
「仕事のデキるやつは食うのが早い」
などという都市伝説もできているほどです。
さらに、家庭内でも、食事というものに対する意識が低くなっており、いいかげんに済ましてしまう家庭が多いです。
しかし、やはり昔から言われているように、よく噛むことで得られる効果はたくさんあります。
それぞれ挙げていきましょう。
よく噛む効果1:顎の発達
よく噛むことの効果として、顎が発達するということが挙げられます。
要因はこれだけではありませんが、顎が発達すると顎の骨格がしっかりし、歯並びもよくなります。
噛み合わせがよくなれば、顎関節症などのリスクも減ります。
よく噛む効果2:虫歯や歯周病予防
よく噛むと、唾液が多く分泌される効果があります。
唾液の殺菌効果は高いので、虫歯や歯周病の原因になる菌の繁殖を抑えます。
よく噛む効果3:脳を活性化する
顎の筋肉は咀嚼筋(そしゃくきん)という筋肉ですが、よく噛むことによりこれをよく使う効果があります。
咀嚼筋をよく動かすと、表情筋など、顔や頭の筋肉と連動するため、血行が良くなり、脳に血液が多く運ばれます。
それにより、脳の働きがよくなります。
よく噛む効果4:味覚の発達
よく噛むと唾液が多く分泌される効果があります。
よく噛むということは口の中に食べ物が長く留まっていることになります。
すると、自然と味覚をよく感じるようになるのです。
薄味のものでもよく味を感じるようになるので、濃いものや化学調味料まみれのジャンクフードでなくても満足できる味覚になっていきます。
よく噛む効果5:消化を助ける
よく噛むと唾液がよく出ますし、消化液もよく分泌されます。
単純に食物もより細かく砕かれるため、消化に優しいです。
現代人はただでさえ、添加物などの化学物質によって胃腸に大きな負担がかかっています。
しかもよく噛まないのでなおさらです。
消化器官の疲労やダメージは、あなたのパフォーマンスを大きく下げます。
人が睡眠を取るとき、内臓の回復に多くのエネルギーを使っているとも言われています。
よく噛む効果6:明るく前向きになれる
よく噛むという運動は、リズム運動です。
人はリズム運動をすると、気分が上向き前向きになる効果があります。
気分がいい時スキップするのはそのためです。(イマドキやらねえか!笑)
しかしこれは本当で、化学的には、リズム運動をすることで脳内に「セロトニン」というホルモンの分泌が促されます。
これは幸せホルモンと呼ばれるもので、体調改善やうつ予防にも非常に力を発揮します。
よく噛む効果7:声がよくなる
よく噛むことで、顎の筋肉が発達します。
この筋肉は表情筋や首、喉の筋肉とも繋がっていることは先ほども書きましたが、これらの筋肉は「声」にも大きく関わります。
表情筋が発達すれば表情も豊かになりますし、滑舌が良くなり発声も改善されるのです。
良く通る声になります。
よく噛む効果8:食事に集中できる
よく噛むことで自然と、噛むことや口、口に入れたものに対して意識が向けられます。
自ずと味も良く感じるようになり、食感、歯ざわり、舌触りなどの感覚も自然と感じるようになります。
このように食事という行為に集中することで、食べ物から得られるエネルギーは全く違ったものになるのです。
栄養の吸収も変わってきます。
よく噛む効果9:幸福度が増す
先ほど、幸せホルモンセロトニンが分泌されるということを書きました。
これによって幸福に感じることが増えます。
また、食事そのものに対する幸福感も非常に高くなります。
良く噛みながら、口にしたものへの思いを馳せることで、ありがたみ、感謝をとても感じるからです。
そしてその味をよく噛みしめる。噛むほどに美味しさが増します。
「こんなに美味しかったんだ」と思うと、涙さえ出てくるほど幸せを感じられるのです。
よく噛む効果10:肥満予防
よく噛むと、満腹中枢が刺激され、そんなに食べなくても満足感が出ます。
また、よく噛むと食事に時間がかかります。
時間がかかることでも、満腹中枢は満足してくれます。
腹八分目が容易に実践できてしまうので、たいへんお得です。
よく噛む効果11:ガン予防
唾液にはがん細胞をやっつける効果すらあります。
普段の食べ物も、よく唾液とコラボすることで、最強の天然の抗がん剤になるのです。
よく噛む食べ方のコツ

よく噛みましょう!と言っても、実は意外と難しいものです。
癖になっていないと、いつの間にか飲み込んでしまったり、めんどくさくなってすぐ辞めてしまうパターンはたいへん多いです。
まあ、噛まなくても食べられてしまう食べ物ばかりなんですから仕方ないですね。
そこで、よく噛む食べ方を定着させるためのコツを挙げてみましょう。
食べ方のコツ1:数を言葉に当てはめる
そもそも何回噛めばいいんですか?というのを言い忘れていました。
だいたい30回以上が良いとされています。
しかし、私たちチームIYASAKAでは、「ヒフミの食べ方」として47回を推奨しています。
これは、「ひふみ祝詞(のりと)」を頭の中で唱えながら、それに合わせて噛む、というやり方です。
このように、何かの歌や言葉に合わせて噛む、というのがおすすめです。
30語以上のものならなんでもいいと思います。
おどるポンポコリンでもウルトラソウルでも好きなのに合わせて、リズミカルに噛むことを楽しんでください!
食べ方のコツ2:飲み込むまで次を口に入れない
かきこむ癖がある人はやめて、一口含んだら飲み込むまで次を入れないようにしましょう。
新しい食べ物が口に運ばれると、先に口にあったものは自然と飲み込むように、反射的に動きます。
試してみるとわかりますが、抗っても勝手に飲み込んでしまうのです。
なので、自分の意志で飲み込むまでは、次を入れないでください。
食べ方のコツ3:少し多めに口に含む
初めは、一口を気持ち多めにするとよいかもしれません。
一口が少ないと、当然細かく液状になるのも早いので、飲み込みを我慢するのに苦労します。
液状になれば、飲もうとしなくても勝手に飲み込まれてしまいます。
なので、初めは少し多めに口に入れ、噛みごたえを残すことで、勝手に飲む現象を抑えやすくなります。
ただ、多く入れすぎでは意味がなくなるので、ほどほどにしてください。
よく噛むことは良い効果ばかり!
よく噛むとほんとうに食べ物がおいしくなります。
それでさらに味覚も嗅覚も発達するので、どんどん自然味を美味しく感じられるようになるのです。
そうなれば、もはや味の濃いジャンクフードや過剰な味付けのものなど不要になります。
サラダだってドレッシングなしで美味しくいただけるほどです。
冷奴もしょうゆなしでいけます。大豆の味がなんと甘みのあることか。
とまあよく噛むということは良い効果しかないので、3日でいいからチャレンジしてみてください。
だいたい3日頑張れれば、習慣として定着してきますので。
THE BIBLE 〜よく噛んで食べる効果 編〜
- よく噛むことで心にも体にも良い効果ばかりです
- 続けるコツは、歌や言葉に合わせて数えながら噛むこと!

弥栄!